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MAC G5のケースにATXマザーボードを入れる(2) - 2016/08/31

昔の写真が出てきたので掲載しようと思います。

PCケース内のエアフローを考えた時に、市販のケースの殆どには不満が残ります。
G5ならば程度の良いものでもオークションで1万以下、フルタワーオールアルミでデザイン性が良いことも考慮すれば破格の値段です。
Hackintoshで検索すると海外のいろんな作例が出てきます。

↓コネクタの方を弄ればいいのに無理やりハンダ付けするなど、今考えるとかなり無駄なことをやってます・・・




CPU:Xeon W3520
GPU:EVGA 8800GTX
MB:EX58-UD3R
MEM:7GB
という構成でした。当時、お年玉の範囲内でBloomfieldを組むために頭をひねっていた記憶があります。
電源とメモリー(32GBに増設)、HDD以外は現在も現役で稼働しています。



純正ファンはうるさすぎて使えませんでした。高回転時はドライヤーみたいな音がするし、低回転域では軸がずれてカタカタいいます。


このファンコン、煙を吐いて壊れてしまいました。


あほなことを・・・





これは信頼性の問題で結局ボツになりました。
純正は450Wで5cmほどのファン2つで冷却する形でしたが、12cmファンで最適化されたATX電源を押しこむのは不安がありました。
計算上では1Uサーバ用の特殊なファンでないと同等の風量は出ませんでした。わざわざエアフローを考えた構造にしたのに余計うるさくなっては堪りませんし、
メンテナンス性の問題もありました。










電源を純正と同じ構造にすると、ATXの場合マザー上部が飛び出るためHDDを置くスペースが無くなります。
MicroATXであれば解決しますが、フルタワーのケースにMicroATXか・・・という気もしますし、
どっちにしろ電源に不安があります。
Supermicroの1U用電源も検討しましたが高すぎました。

↓おまけで3wayスピーカー。ウーファーは30cm、板厚30mmでした。



MAC G5のケースにATXマザーボードを入れる - 2011/05/05



このケースにWindowsを入れたいと思います。

今回は中身は使いませんので全部取り出します。
内部は隙間がないくらいきっちり設計されているので分解は容易ではありません。
ネジを外していけばOKというようなシロモノではないので注意が必要です。
で、分解方法を紹介している素晴らしいサイトを参考にしつつ、すべて取り出すことができました。

さて次は、マザーボードの固定です。
G5のマザーボードはATXとは規格が違うのでそのまま取り付けることができません。
なのでATXのマザーボードを取り付けるには新しくスペーサを取り付ける必要があります。
きっと「うーわ、めんどくさっ。どうすりゃいいの。」と度重なる想定外の出来事に気分が萎えることでしょう。
スペーサの取り付けに関しては様々な方法がありますが、今回はケースについているものを流用しました。

結構丈夫そうなんですが意外や意外、ペンチでグイっとひねるとポロッと取れます。
このスペーサには背の高い者と低いものがありますが、今回は高い方を使いました。
後は、マザーボードのネジ穴に合うように配置します。

マザーボードの位置はPCIスロットとグラフィックカードがピッタリ合う位置にします。
位置を決めたらスペーサの位置にしるしをうちます。
しるしをうったらマザーボードを外してスペーサを接着します。

この時にそこら辺で売っている瞬間接着剤を使用するのはやめておいたほうが良いでしょう。
一度これを使って失敗しました。乾きは早いのですが完全に乾いても完全にカチカチにはならないのです。
フニャフニャしていてガッチリとマザーボードを固定するのには向いていません。
そこで金属等に使用するエポキシ系接着剤を使用しました。
液を混ぜて使うので面倒に感じるかもしれませんが、通常の瞬間接着剤と比べて硬化が始まるまでは手に付いてもベチャベチャしないのでかなり使いかってが良いです。

ネジ穴の位置に配置したスペーサに接着剤をぬり数時間置きます。
接着剤が乾き、スペーサが固定できたら次は土台を追加します。
今のままでは土台が小さくマザーボードの重みに耐えられない可能性があります。
仮に取り付けて問題が無いとしても、ある日ポロッと取れてマザーボードが落ちてしまったらたまりませんから
念には念を入れましょう。
今回はホームセンターで購入したものを使います。

簡単に付けましたが、無いよりはましでしょう。
マザーボードを付けたら後はいつも通りに組みます。 とりあえず簡単に組みました。


ひと段落です。予想以上に大変でした。
次回は前面パネルとケースファンの配線について書きたいと思います。
急いで書いたのでそのうち補足とかもしていきます。

ホームページ - 2010/05/30

こんな感じになりました。
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