メニュー
Home
Blog
Link
Blog
タイムドメイン訪問1 - 2016/8/28


大学の夏季休暇を利用してタイムドメイン本社にお邪魔させていただきました。
突然のことにもかかわらず温かく迎えて下さりありがとうございました。

これまで自分の周りにオーディオに精通している人間は居らず、インターネットだけを頼りにああでもないこうでもないと
やってきましたがとうとう行き詰まってしまい、直接に詳細なお話を伺うしか手立てはないと考え今回の訪問を決意しました。

やじろべえアンプの試作品やYA-1のアンプ内部、25ミクロンの導線などなかなかお目にかかれないものを数多く見せて頂きました。


タイムドメイン本社試聴室。7階からの眺めは素晴らしいです。


やじろべえアンプ


タイムドメインスピーカーの数々。


地震が来たら大変そうです。


魔法陣のようなLPプレーヤー。大理石?の三角錐ブロックで三点支持でした。


1千万近く掛けて測定機材を揃えたものの、ほとんど使っていないそうです。


カーボンパイプと平面板ユニットで出来たナゾのスピーカー・・・Yoshii9の試作品でしょうか?



視聴室での宿泊を許可して頂き、1泊して詳細な理論やスピーカーの仕組みについてお話を伺いました。
ほかにもGS-1やF-1アンプなど、膨大な当時の開発資料も目を通して写真にも撮りましたので、
そちらのまとめもまだ手が付いていません。
アンプの資料は目を通すだけで1〜2週間は掛りそうな量でしたので、全てに目を通すのは今回はあきらめました。
アンプのほうはまだまとめられてはいないそうですが、目を通していると当時の報告書から伺える研究室の状況など、
技術とは直接関係のないものにも大変な価値があると感じました。

縦波によってアンプの音が大きく変わる


タイムドメイン関連のブログを見ていると縦波の対策の話題がよく出てくるので知識としては知っていましたが、
実際に聴く前のイメージでは、眉間にしわを寄せながら聴き比べして何とかわかる程度の違いだと勝手に想像していましたが、実際聞いてみるとここまで変わるか!といった感じでした。
社員の方がアンプの調整の際、基盤を指ではじいてビヨンビヨンと質の悪そうな音のする箇所に銅テープを貼っておられました。
あくまでおまじない程度の効果だそうですが、テープを貼っていないアンプ(同じ基盤)と聴き比べたところ、
驚くほど鮮明な音に変化していました。
スザンヌベガのTom’s Dinerでは、貼ってないほうの音はカーテン越しに聴いているような、もやの掛った鼻づまりの声という感じで、
全帯域にわたり音がぼわついているというそんな感じでした。テープを貼ったほうを聞くと、
付帯音が取れてよりクリアになっていて一瞬、ハイ上がりになっただけかと思いましたが
音の密度というか、解像度が上がっているのがわかりました。「いぼの糸」という極細のケーブルを使用した
バージョンは銅テープ以上の音質向上が見られました。もちろんその両方を組み合わせたものはいうまでもないです。
とりとめのない感想になってしまいましたが、びっくりな体験でした。

・お話のまとめ

伺ったお話をかんたんにまとめてみました。
特に技術的なものを抜き出していますが他にも興味深いお話がありますし、視点が制約されてしまうのは良くないと考え、全てを書き起こしたものを後のほうで載せています。
私のトンチンカンな質問も載せていますがご容赦ください。

・yoshii9のグランドアンカーは1.4kgでも十分ではない

 ・yoshii9は振動系が1.4g、ステンレスのシャフトが1.4kgで、質量差が1000倍
 ・1000倍なら十分だと思ったが鉛を付けて増やしていくと誰でもわかるほど良くなった
 ・10kgでもまだ音が良くなるが、フレームが耐えられないから1.4kgで止めている
 ・質量の比率で止めないといけない。何かに固定するのでは無理
 ・シャフトで止めるとしてもシャフトに振動が伝わって保持部に振動が伝わることは止められない。質量比で止めなければ。
 ・厳密な実験で(重さが)十分かどうかというのは、質量を変えて、いくら重くしてもこれ以上変わらないということを調べないと。
  実際はそんなことできないから1kg、2kg、3kgとやっていってカーブから無限大だったらどうかがわかる。
  そういう実験しないと本当の現象はわからない

・実験の考え方〜縦波

 ・一個だけの実験で結論を出すのは間違いが多い
 ・励磁型の開発も考えていたが、ヨークの材料の問題もあった
 ・WEのドライバーと同じものを作ったのにWEのほうが音がいい
 ・それは同じ純鉄でも昔の純鉄と今の純鉄は違うものだったから
 ・刀鍛冶の人が、昔のような鉄が手に入らないから古い民家から鉄を集めて、砂鉄を木炭で溶かして刀を売っている
 ・それは溶鉱炉で作ったものとぜんぜん材料が違う
 ・ここだけの検討をしていると思ってもほかの要素がいっぱいある
 ・散々色んな実験して思いがけない要素がいっぱいあることが分かった
 
・アンプの研究をしていて、音がいいといわれる抵抗を付けたら音が悪かった
 ・元に戻しても元のいい音にならない、それが何でか分らなかった
 ・はんだのせいなのか量のせいなのか、温度も管理して銘柄を固定して何回実験してもわからなかった
 ・結局わかったのは、抵抗の振動だけでなくアンプ全体の振動が音を決めているというのを発見した
 ・これはその頃作ったアンプなんですが、大変音が良かった
 ・振動をできるだけ排除して、小さいから圧力の影響を受けても発電しない
 ・支えるのも一点支持だけどいい方法がなくて作りようがなかった
 ・YA-1はこれと別の方法で対策している
 ・アンプの中の配線が細いから、振動が伝わらない

・yoshii9のユニットについて

(fe83enネオジム改造ユニットの図をお見せして)
 ・ネオジムのメリットっていうのはこれと全然違う考え方
 ・問題はユニットの後ろへ出る波がフレーム支柱で反射して前に漏れること
 ・紙の振動板でも金属の振動板でも薄いからじゃじゃもれ
 ・磁力の強さはこんな小口径のそれにはほとんど関係がない
 ・こんな小さい振動板にはこんな時期回路でも十分すぎるくらい
 ・これ以上磁力を強力にするより、フレーム支柱を細くしたりするほうが音が良くなる
 ・フェライトを使っていてこれ以上磁気回路を小さくできないから
フレーム支柱の穴を元のユニットよりも1mm大きくしてもらっている
 ・当時20年前fostexに頼んで1mmずつ広げてもらったが、それで音がうんと良くなる
 ・fostexに1mm広げるのに250万かける値打ちあるんですかと言われたけれどやっている
 ・磁気回路に関して言えば、(ほかの技術者は)直線性を検討していた
 ・直線性を考えたらどこにあっても同じ強さの磁力がよくて、ヨークの幅を広げたりロングボイスコイルにしたりしていた
 ・それは音圧=変位と考えているからだが、これは間違いで直接放射型だと音圧=加速度だからこういう研究は意味がない
 ・(そういう研究をしているから)皆ロールエッジを使っている
 ・ダンパーの研究もそれ(音圧=変位)でしている
 ・(音圧=加速度で研究すれば)直線性はあまり関係がないし、
  加速度はボイスコイルとヨークの間の関係性だから、そこだけ考えたらいい
 ・今の考え方だと大きく動くからこれがどうするとかボイスコイルを長くするかとかこればっか考えている
 ・加速度だけなら瞬間的に加速するだけでそこのことだけ考えたらいい
 ・加速度のことを考えたらエッジは布
 ・ボイスコイルの動きが伝わっていってエッジで反射するが、紙と布のインピーダンスはそんなに変わらない
 ・重たいゴムのロールだともろに振動が返ってくる
 ・エッジからフレームまで伝わって帰ってくるけれど、布は減衰するからそういう対策は十分できている
 ・昔のスピーカーはエッジを波型にプレスして防振剤を塗っていたが、それは理にかなっている
 ・ボイスコイルから出て言った波がエッジで減衰してあまり反射しない
 ・それは理屈がわかっていなくても音で判断している昔の技術
 ・昔は音を聞いて作っていたからゴムじゃなくてこっちになっていた
(自分:やはり振動系の共振を止めるのは磁気回路だから重要じゃないですか)
 ・今のような話は全体の話
 ・ボイスコイルに伝わった力はコーンを伝わってエッジで反射して戻ってくるが、それは殆ど振動系の材料や形状が関係する
 ・(磁力は)何の影響もない
 ・f0に関してはコントロールできるけれどこの辺(f0以上の帯域)にいっぱいあるのはエッジへいって帰ってきた振動で、
止めようと思ったら材料と形状しかない
 ・マスとコンプライアンスとで共振するけれど1.4gだと共振できない
 ・共振させようと思ったらばねをうんと柔らかくしないと
 ・ましてやタイムドメインスピーカの場合は空気の抵抗がかかる
(自分:振動板に空気制動をかけるには平面波である必要がありますが、
 パイプの内径に等しくなければならないし、ユニット裏の障害物があっても大丈夫ですか)
  ・うんと高い周波数ではフレーム支柱で反射するけどね
 ・それ以下の波は乱れるところは何もない
 ・観測したらこういう風に動いている(上下に)
 ・ちょっと高い周波数が乱れていても全体を見れば空気が全体で動いている
 ・空気を動きにくくするものがパイプの内側にあって振動板が制御されている
 ・これは等価回路で言ったら抵抗になる、要は抵抗制御
(自分:抵抗制御とするには十分な抵抗がないとホーンのような動作にはならないのではないですか)
 ・(抵抗制御とは、)ひとつは電磁制動、機械抵抗
 ・これは機械的な制動になっている
 ・エッジの周辺で反射する高い音以外はみなここで制御されている
 ・この領域は抵抗制御
 ・この領域はこの構造(が問題となる)
(自分:抵抗制御となるだけの制動力は得られているんですか)
 ・もちろんばね作用もマスの作用も残っていて完全に抵抗制御ではないが
  (ホーンよりは弱いが、箱のような)ノンコントロールとちょっとでも制御しているのとを比べたら大違い
 ・一番簡単なのはマイクロ波を突っ込んでイヤホンで聞いたらどんな音がしているかよくわかる
 ・棒の先へマイクを付けてイヤホンで聞いたらここの音が綺麗か汚いかどんな成分が大きいかわかる
 ・実験やってみたらわかるけれどひどい音がしていて、コーンを通じて前に出てくる
 ・スピーカー設計している人は箱を丈夫にしたら音は出ないと思っているが丈夫にしてもじゃじゃもれ
 ・ひとつは薄い振動板を通して出てくるのと、振動板が(箱の中の波で)一緒に動く
 ・箱の中に小さなスピーカーを入れて鳴らして外で聞くと、箱のところからどんな低い音が漏れているなどすぐわかる
 ・板を丈夫にしたらいいとか、吸音材はったらいいとかはただ思っているだけ
 ・実際に確かめるのと理論で確かめるのと、必ず一致していないといかんと思うから必ず実験で確かめている 確かめる方法も簡単

・反射の質が重要

 ・大学の音響工学をやっている人が研究所にいて、どんな研究をしているんですかと聞いたら、
  無響室でボーズのスピーカを張り付けて反射音がどっちの方向から着たら心地よいかという研究をしていますと言っていた
 ・方向は自分の経験からは重要ではない
 ・ボーズで反射音をシミュレートしたってナンセンス
 ・ウィーンスタッツオパー、ホールが丸くて屋根も丸い
((参考URL 冬のヨーロッパ 音を求めて(4)パリ→ミラノ→ウイーン))
 ・そこで聞いていたらトライアングルがそんなところ(ホールの左上)から聞こえる
 ・だけど別にホールの音が悪いわけではない。トライアングルの音もきれいに聞こえる
 ・残響時間2,7sが理想的だと書いている本もある
 ・有名な音のいいホールは残響時間が大体2.7sあたりだけど、これは関係なくて残響時間の質
 ・ミュンヘンのホールへ行ったことがあり、60年前、音響学者が音響工学の粋を集めて作ったというホールがあった
 ・そのホールは全て木で作ってあり、ノイズレベルを低くするために10m低くホールの下に地下鉄のレールを掘った
 ・また、定常波のためにホールの形が非対称になっている
 ・パイプオルガンを真ん中に置いたら良くないので横へ寄せてある
 ・アシュケナージがピアノを弾いていたが、聞いたら音がぼこぼこ
 ・ホールの横に実験ホールがあり、表が吸音材、裏が板の可動式のパネルを回転させて反射率を変えることで
  残響時間の研究誌をしていたがそれはナンセンス
 ・反射板から帰ってくる音のクオリティが問題
 ・同じミュンヘンにあり、よくオルガンのレコードになっているホール(マルモアザール?)に見学に行ったら、
  残響時間が7s。こんな人の考え方だったら音がぐちゃぐちゃになるはずだが綺麗に聞こえる
 ・なぜかというと天井が高く、音が返ってくるのに時間がかかる
 ・反射音のパターンは、狭い部屋で7sだとぐちゃぐちゃになるが
そのホールだとちゃんと聞こえる
((参考URL 現在の再生技術を全面的に再検討する))
(自分:Yoshii9も下から出てくる音の質を考えていると)
・厳密に考えるとリスナーに直接向かう波と、一旦床で反射してから向かう波がある
・壁とか天井はわかりにくい
・2つの波を計算するとくしの歯状になる
・高さによっても違うが結論としては床からの反射波を小さくしたらよい
・反射の大きさによってはカーペットをひきなさいといってる
・リスナーのほうを向くスピーカーとは違って床からの反射波は少ない
・カーペットをひいたら影響はほとんど出ない
・パイプ下端から出る波はうんと低い波だから、反射してもユニットからの直接波と区別できない
(波長が長いため合成しても元の波とあまり変わらない)
・仮に下から出るのが50hzとすると波長が7m
・高い周波数だと(波長が短いため合成するとぐちゃぐちゃ)
・長い波はパスが違っても一緒になる
(自分:天井の反射はどうなんですか)
・天井は高いほうがすっきり聞こえるけど、耳は前方の音を聞いている
・反射波を聞き分けるのに手を耳に添えて聞けばここの天井の音が汚いなどがよくわかるからそれで対策をしたらいい
(自分:円形のバッフルは回折の影響が強く出るのではないでしょうか)
((参考URL Diffraction from baffle edges))
・この部分を回折波と言っているのならおかしい
・箱の場合、角から輻射するけれど、Yoshii9は全部本当の波

・ホーンについて

・みんなは面積の変化が滑らかならいいと思っている
・代表的なホーンというと、板を二つ合わせて間に橋を立てたもの(デフラクションホーン)
・端の部分で波がむちゃむちゃ乱れる
・滑らかになるように設計したホーンはない
・ホーンの材料についてもおかしい
(自分:ホーンドライバのダイアフラムはなぜチタンなんですか)
・計算するともの凄いプレッシャーが掛るから、それに耐える材料というとほとんどない
・チタンは兵器などに使われていて軽くて丈夫
・チタンだけでもまだ足らないくらいだから表面に窒化チタンをグレーディングすることで振動が起こらないようにしている
・単一材料だと必ず定常波が起こるが、二つの種類の材質を組み合わせたらキャンセルできる
・強度があって変な振動がしない
(自分:ウーファーはPPですよね)
・振動板の厚さは2mmくらいある
・ボイスコイルの振動がまっすぐ伝わるように振動板のカーブが決めてある
・ふつうのスピーカーはボイスコイルと振動板の接面で折れ曲がる
・振動板をさかさまに置いて70kgのぼくがのってもつぶれない
・それは振動板のカーブと2mmの厚みのため
・会社からカーボンで作れと言われて無理やり作らされたが、カーボンはロスが少ないからカーボンの音がする
・プロピレンはロスがあるから振動板を叩いても嫌な音がしない
・カーボン叩いたらカーボンの音がするし金属はもちろんだめ
・カーボンの振動を取ろうとしてブチルゴムを張ったりしても振動は収まらない
・紙が一番良くて、試作品は初め紙で作っていたが紙のコーンは作れなくなっていった
・Yoshii9は辛うじて紙で作っている
・日本の会社にも東洋コーンなどスピーカー専門の会社が2,3社あった
・みんなそこからコーンを買っていた
・北欧のホーレーなど2つ有名な会社があり、世界中の有名なスピーカーはそこのコーン紙を使っていた
((参考URL ユニットメーカーのパーツ内製化について))
・大部分が勤めている音響の会社にもコーンバーというコーンを作る工場があった
・そこにパルプを買ってきてどろどろに溶解して紙にすいてプレスする
・オンキョーもその工場を持っていたが、今はそんな面倒なことはしない
・カーボンのシートを買ってきてポンとプレスしたらおしまい
・お客さんは紙よりもそっちのほうがいいと思っているから紙で作る人はいない
・Yoshii9のユニットはfostexに散々頼んで作ってもらった
・GS-1のウーファーは2mm厚のプロピレンだけどYoshii9の振動板をプロピレンで作ったら、
 こんな薄い振動板でこんな強度は出ない、紙だからできる
・GS-1のウーファーはホーンの設計から見れば少々重くてもいい
・コンプレッサーだし、ウーファーが持つのは低い周波数だけだから、コンプレッション作用がちゃんとあったらいい
・だから2mm厚のPPで出来る
(自分:ホーンロードは200Hzほどまでで、それ以下はプラグによる負荷がかかっているんですか)
・スピーカーだけで設計しても意味がない
・床があって波はこういう風に進んでいくから、床を入れて設計しないとだめ
・ホーンをよく見たら床との調整をするために出っ張りがある
・少々段差をとっても50Hzの波長は7mだから5cmや10cmは関係ない
(自分:バックキャビネットの容量はどのように決めているんですか)
・あれは後ろへ出る音を閉じ込めているだけで大した大きさじゃなくてもよい
・ふつうの密閉型のスピーカーとは全く関係がない
・ホーンの場合、振動板にもの凄い圧力がかかるから振動板はほとんど動かない
・ホーンを丸出しにして実験すると、前では大きな音がするが、後ろでは殆ど音がしない
・振動板が殆ど動かない前提で、音が外に漏れないようにする目的だからもの凄い丈夫につくってあるけど
 何リッター出ないとだめというのはない
(自分:リニアティーに影響は出ないんですか)
・違う、動かない
・実験したらわかるが、箱から外してホーンだけで聞くと、後ろにいたら耳を近づけても鳴ってるの?という感じ
・それでも漏れるのが嫌だから丈夫に作ってある
・コーンスピーカーのようなふわふわした動きとは違い、もの凄いパワーで動いているからコーンを指で押さえても音は変わらない
・箱の中も吸音材をぎっしりつめて、特別な板を使い表面に制振材を張り付けてその上に鉄板を張り付けている
・もの凄い圧力で止められないから箱の振動を止めようと思ったら制振材と鉄板がないと止まらない
・ホーンの材料はガラスエポキシ
・ホーンのもの凄い圧力に耐えるものというと金属かガラスエポキシくらいしかない
・よく木のホーンがあるが、木は振動するから色ずけのない再生はできない
・金属ホーンは金属固有の音がするからダンプ材塗ったりしたけれど止められない
・ホーン臭い音とかホーンらしい音というのは方式の違いによる音ではなく形状と材料で決まる音
(自分:ホーンウーファーのインパルス応答は見たことがないんですがありますか)
・800Hz以下の低い帯域はインパルスというのはできない
・波形をそのまま再生できるかというのは、ウーファーに関してはできない
・50Hzで波長7mだからこんな短いインパルスをはかってもしょうがない
・1波でも7mを保証しないといけない
・大きな幅のインパルスで測ればいいけれど、実際できない
・50Hzだと7mだから、7mを含んだインパルスを作らないといけない
・何ミリセカンドでは50hzというよりも点のデータしか取れない、連続したデータというよりは
・だから信用できるのはインパルスが有効な範囲だけ
(自分:ではウーファーの性能はどうやって測るんですか)
・マイクロフォンを動かして測る
・50ポイントと50ポイントで2500ポイント、低い波のときはドットの間隔を開けたらいい
・そこを通って行く波が測れるけれど、50hzだとマイクの間隔も3cmおきとか10cmおきとかで分かる
・そういう方法じゃないとわからない
・計算上はああやこうや言ってるけれど実際その波の大きさがわかっているのか、
それをセットしたときに波がどうなっているのか分かるかということ
・低い波がここへ当たってこう返ってきて、行った波と帰った波が干渉するが、計算上はできても何の実感もない
・音で聴くか、原理で分かって波の進捗をマイクで拾ってその考えが正しいかというのを知るしかない

GS-1のインピーダンスについて

・ああいうスピーカーではインピーダンスというのは通用しない
・インピーダンスというのは連続正弦波での話
・瞬間的に動くものにはインピーダンスなんてない
・GS-1にアンプをつなぐと次々壊れる
((参考URL 新大陸への誘い 天才ばかぼんさん語録 35.逆起電力))
((参考URL 新大陸への誘い 天才ばかぼんさん語録 36.スピーカーの電気的な扱い))
((参考URL 新大陸への誘い 天才ばかぼんさん語録 34.信号))
・ヤマハの技術屋からgs-1のインピーダンスは何オームですかと聞かれた
・1Ωのスピーカーでもドライブできるといっていたがインピーダンスなんてのはない
・スピーカー端子のアンプから来る信号と壁へ当たって入ってくる信号で起電力する
・全然入力がないときに電圧が発生する、しいてインピーダンスいえばマイナス
・ホーンの能率がいいから、アンプ端子でオシロをつないでインパルスを入力するとアンプの端子に電圧が出る。
遅れてドーンと壁から当たってスピーカーへ入った逆起電力が入ってくる
・スピーカー端子からそんなごっつい電圧を入れたら大体のアンプは壊れる
・ヤマハのアンプはフィードバックだから入力のときよりも大きい電圧が現れて、入力端へ帰ってアンプが壊れる
・GS-1の低音が出ないといわれていたが、それはアンプが悪いからでない
・一般のアンプはフィードバック回路で補償してるから、フィードバックでf特が伸びていても、
gs-1をドライブしようと思ったら裸特性で低い信号をまともに出さないとドライブできない
・フィードバックはめちゃめちゃだから全然低音が出ない
・オンキョーにいるときにちゃんと低音が出るアンプを作ったが、まだアンプの根本的なことが分かっていなかった
((参考URL オーディオの足跡 ONKYO Grand Integra M-510))
・だからそのアンプを使って実験しているときにコンデンサーで音が変わる理由がわからなかった
・いろいろ実験を重ねて、振動がアンプの音の良しあしを決めていて、パーツや増幅方式の良し悪しはほとんど関係がないことが分かった
・FETとか真空管とかバイポーラでアンプをいろいろ作ったけれど方式によって変わらない
・どんな方式でも大体可聴帯域の範囲内はフラット、正弦波でも歪みもない
・だから何の方式がいいこんな方式がいいというのは関係がない
・おまけに大間違いしているのは、たとえば100wのアンプとすると、最大出力の直前でひずみが最小になる
・実際聞いているのは100mwからピークで1wくらい、歪みの多い悪いところを使っている
・そのためにYA-1は12wのアンプになっている
・世の中で高級といわれる何百ワットのアップが音悪いのはなんでかと思っていたら根本的にこういうこと
・単純にこれだけでも音が悪いし大出力アンプと言ったら
・gs-1はアンプの良いところを使うために10dbくらいのアッテネータを入れている
・出力石やドライブ石をパラに使っているが音が良くなるはずがない
・大体半導体は3端子でどこかの端子にインピーダンスを持っていたら必ず発信する
・端子のどこかにCLがついていたら発信するからこんなことやったら発信するわけだけれど、
発信止めに抵抗を入れたり、コンデンサ入れたり、音が良くなるわけがない
(自分:gs-1は聞かせてもらえないのですか)
・鳴らせるけれどその真価が発揮できない
・それだけクオリティーの高い音を送り出せるソースがないしアンプもない
・YA-1は抜群に良いが実験室で使っていたアンプはもっとすごい
・究極の再生には理想的な部屋がいる
・理想的な部屋でgs-1を聞く人は涙を流していた
・鏡面仕上げの全面白大理石のホールでYoshii9を鳴らしたらそこの責任者が涙を流した
・大理石をたたいても何の音もしないし、鏡面仕上げだからスピーカーの音がそのまま帰ってくる
((参考URL 新大陸への誘い 天才ばかぼんさん語録 4.反射音の質))
((参考URL Timedomain University))
(自分:gs-1の低域補償回路について教えてください)
・オーディオしている人たちの好みに合わせてちょっとブーストしてある
・これだけ見てる人には何も分からないというのは、低域で3db上がったらどういう音がするかというのはだれもわかってない
・自分で発信機つないでアッテネータ繋いだらわかるけど
・それからネットワークも、音を聞いていない人はオクターブ12dbだと
オクターブ離れたところでどのくらい音が鳴っているかというのを知らない
・オクターブ離れた音もよく聞こえてる
・ウーファーとスコーカーがいつも同相で動かないとだめ
・聞こえなかったらこっちの動きだけ考えていればいいけれど聞こえるから一緒に動いていないとだめ
・計算上は位相差0というけれどそういうネットワークはこの位相差を考えていない
・完全な伝達関数1のフィルターなど、いろいろな方式があったが、それは計算上の話で実際聞いてみたら変な音がしてるだけ
・計算上で逆相の音だったら0になるはずだけれど実際は0にならずに逆位相のおとが聞こえる
・無響室でワンポイントで探ったら0になる点はあるかもしれないけれど
・頭だけで考えたりグラフだけで見たり計算だけでやるのは間違い
(自分:やはり12db補正するのは聞こえ方が大きく変わるのでは)
・スピーカーのちょっとした置き方で低い周波数は変わるから関係しない
((参考URL 超低域への積極的アプローチ スーパーウーファSL-1))
・無響室でやったらいえるかもしれないけれど、部屋でイコライズしても仕方がない
・時間データを正確にしておけばいいけれど、しいて完全を期すならこういうやり方もあるということ
・磁石を強くしたら低域はだら下がりになるから、困るという人がいる
・それならイコライズしたらいい
(自分:本来ならば付けなくてもいいのですか)
・全然付けなくていい
(自分:EQとしての働きではなく、逆起電力などに対して必要だと聞きましたが)
・本当の目的は、スピーカーの能率を下げるため
・能率下げるために抵抗入れるのはアレだから周波数特性を補正するために入れるとオンキョーの設計委員に言ってた
・アンプの設計者は1wでも多く出そうとしてるのにそんなこと言うとけんかになるからこういう話だったら誰も文句言わない
・イコライズするのも部屋の条件も含めてしないとだめだからこれはまじないみたいなもの
・実際はスピーカーの置き方ちょっと変えるだけで低域の再生能力はもの凄く変わる
・gs-1をセットするときにベースの音を聞きながらセットするが、原理から言って聴いていいところはドライブしてもいい
・スピーカーの低音再生は位置、位置で決めるからイコライズしても良くならない
・コンサートでピアニストと調律師が1cm刻みでピアノの位置を調整するが、
舞台でいい音のする場所は客席でもいい音、gs-1の置き方も同じこと
・みんなはそういう現状を知らないから本に書いてある周波数特性でどうのこうの言ってるけど、
周波数特性というのはちょっとしたイコライザでは変わらなくて、大きく変わるのは置き場所
(自分:ホーンの絞りによる空気歪みも考慮されてるんですか)
・空気を絞ったら非直線領域に入るからそんなにしぼってない
・絞ってないから非直線領域には入ってない
・ふつうのホーンに比べれば極端に絞り方は少ない
・絞ってないウーファーもどきのホーンはただのスピーカー
・Gs-1はショートホーンだけれど本格的なホーン
・ちゃんと絞ってるし、カーブもコニカル
・エクスポネンシャルだとストンと落ちるから低い音が出ないが、こっちはどこまでも負荷がかかる

---------------------書き起こし------------------
このスピーカーは振動系が1.4g
ヨークにねじ切ってステンレスのシャフトをねじ込んでるんですよ。
1,4kg、質量差が1000倍
1000倍なら十分だと思ったが鉛を付けて増やしていくと誰でもわかるほど良くなった。
10kgでもまだ音が良くなる。フレームが10kgには耐えられないから1.4kgで止めてる。
1000倍でも止まらないのに正しく保持するのは簡単ではない。質量の比率で止めないといけない
何かに固定するのでは無理。
シャフトで止めるとしてもシャフトに振動が伝わって保持部に振動が伝わることは止められない
質量比で止めなければ
厳密な実験で(重さが)十分かどうかというのは、質量を変えて、いくら重くしてもこれ以上変わらないということを調べないと
実際はそんなことできないから1kg、2kg、3kgとやっていってカーブから無限大だったらどうかがわかる
そういう実験しないと本当の現象はわからない

感度を倍増する方法というのは簡単
音響にいたら、他の人が一生懸命コーン紙を作っている
こうしたら何グラムコーン紙が軽くなると
かるくなったらようなるの?というとったら、ようなるはずですというから
重くしたらどうなるのと
コーン詩に1g重りを張り付けて変わらないんだったら1g軽くしても変わらないはずでしょ。
10g張り付けたときと5g張り付けたときと1g張り付けたときのデータがあれば、今のコーン紙が20gだとしたらね、
それを10gにすればどれくらい良くなるかというのは見当つくはずだけど、
彼はただ軽くしたらいいはずです言うとってね
軽くするといってもせいぜい1割ぐらいでね
それだってようなるかわからへんやんかいうとってね
感度増感法とかいうとったんですけどね
はんだだずけの方法やはんだのかわりのかしめとかそれを研究して
1か所だとあれだから10か所はんだと10か所かしめを比べればわかりやすいですよね
通って行く縦波の問題があってね ただ電気的なことだけじゃなかったんですけど
振動が通るほうが影響が多いということがわかったんですけど、
従来の方法では感度を上げて検討する方法ありますね
外挿法とか内挿法とか目的の値になった時どうなるかというのがわかりますね
一個だけの実験で結論を出すのは間違いが多いですね。

励磁型の開発も僕考えとったんですよ。磁力だけの問題やなしにね、ヨークの問題でね、
励磁型だと時期回路の中に何にもはいらないわけでしょ
ふつうはフェライトとかアルニコとかはいるわけですよね
それで検討しないと励磁型とかアルニコとかフェライトとかいうことだけでは言えないわけですよね
励磁型作った時はヨークの材料の問題もありましたね
むかしのWE のドライバー言うと、励磁型なんです全部ねあのころ
僕の作った励磁型よりそのほうが音がいいんですよ
おんなじようにつくったはずなのになんでこっちのほうがおとがええんやと
そしたらねWEの時期回路は純鉄なんですよね
ぼくが作ったのも純鉄なんですけどね
昔の純鉄と今の純鉄は全然違うんですよ
昔の純鉄というものは今は作れない
溶鉱炉で作ってるわけですよ
刀鍛冶の人がね昔のような鉄が手に入らないから古い民家から鉄を集めて刀を売っている
砂鉄を木炭で溶かしてね
それは溶鉱炉でつくったものとぜんぜん材料ちゃうわけです
そんなもんだいもあるし実験というのはなかなか難しい
ここだけの検討してると思ってもほかの要素がいっぱいある
散々いろんな実験して思いがけない結局要素がいっぱいあることが分かった
またおんなじようなことですけどね
アンプの研究してるとですね
音がいい抵抗とかね今でもいうてますけどね
その抵抗を付けたら音が悪いんですよね
元に戻そうと思って元に戻しても元のいい音にならないんですね
それが何でか分らなかったんですけどね
はんだのせいかとかねはんだのりょうのせいかとかね
こての温度も管理してね
はんだも音がいいとかいわれているはんだいろいろあるんですけどね
銘柄も固定して何回実験してもわからなかった
何年もわからなかったんです
結局わかったんは振動は、抵抗の振動だけでなしにアンプ全体の振動が音の容量を決めているというのを発見したんですよ
これその頃作ったアンプなんですけどね
75w75wのアンプなんですけどねこのアンプ音大変良かったんですよ
振動をできるだけ排除してる振動しないし圧力の影響を受けても電池を起こさないでしょちっちゃいから
これだということがわかって ボディの振動も影響するからこれ振動しないです
支えるのも一転私事です これすごく音いいんやけど
一点支持でぐらぐらするの作れない
ここリードの線で音変わるんですけどね
リードの線もすごく細い線にしてね 細いリード線でもね銘柄買えると音が変わる
振動やということがわかったんです
ふつうの人は抵抗の違いや電気特性の違いやと思ってるんですけど
そうじゃなくて振動やったんです
だから今されてる実験もほかの原因があるかもわからんですね
こんなアンプはいろいろ考えたけどできようがなかったわけですね
一点支持でアンプのスイッチ入れたときに浮きあがってフリーになって運ぶ時は固定する方法考えたけどそんないい方法なかって
振動だ言うことが思いついてあのアンプ作ったんですけどね
あのアンプはこれと別の方法で対策しとるんですよ
このアンプの中みね これ配線こんな細いでしょ
細い線だとね どっからか振動が伝わってもね
なんかのパーツで振動が言っても振動が伝わらないでしょ
インピーダンスが違うからね
ああいう方法ではできなかったけど振動しないようにするのに細くこんな線にした
うちのファンでフェイスブックでグループ作ってる人がいるんですけどね
細いほうがいいいうのでこれを80ミクロンにした人がいるんです
80ミクロンて髪の毛ですよね いい音になりましたなんて言うててね
皆80ミクロンに作り替えたんですよ
中にはね25ミクロンにした人おるんですよ
25も80もかわらんやろおもたらね25ミクロンのほうがいいんですよ
25ミクロンは肉眼で見えない

ネオジムのメリットっていうのはこれと全然違う考え方でね
あれ小さいでしょ小さいからね
僕からいって問題言うのはね
こっちから波出ますよね
後ろへも出るわけよね
後ろへ出るのはこう流れていくわけやね
これ障害物なんや
これ小さくするほうがいいわけでしょ
そうすると後ろへ出た波がきれいにするっといく
余計なもんがあったら反射して反射した波がこう出ていくでしょ
紙でも金属でもうすいのしてるからここのが前へじゃじゃもれないよね
漏れないようにしようと思ったら後ろへ流れるのを反射して前へ出ないようにする
うちの方法ではここでこう流れを止めるんやけど
こういうところで反射するのは止められないわけやね
小さくしたんやけど
磁力の強さはこんな小口径のそれにはほとんど関係がない
うちみたいなこんなちっちゃな振動板にはこんな時期回路でも十分すぎるぐらいやから
これ以上強力にしないといかんということよりもこういうのやるほうが音がようなりますよね
これフェライト使ってるからこれ以上小さくできないよね
どんなことやってるかというと元のユニットよりも穴を大きくしてもらってる
1mmずつ広げてもらったんよね
1mm広げたら流れがちょっと良くなるよね
当時20年前fostexにたのんでこれを1mmずつ広げてもらう
これ以上広がらないよね
プレス向いたときひきつれてしまう
1mmしか広げられへんと言われたんやけど
それで音が運と良くなる
1mm広げるのに250万かかってる
fostexが1mm広げるのに250万広げる値打ちあるんですか言われたんですけどやってる
こっちの話 こっちとかこっちの話はない
磁力 こっちのほうでいうとね 
直線性を検討してはるのね
ヨークがこうあるわけでしょ
ボイスコイルがこう巻いてるよね
こう動くと位置にあって磁力がかかるわけでしょ
直線性を考えたらどこにあっても同じ強さがいいわけでしょ
ヨークの幅を広げたりこのままでロングボイスコイルにしてやったりね
そんな研究してはる昔の話だけどね
音圧=変位やとおもっとるからね
だけどこれ間違いで直接放射型やと音圧=加速度
だからこういう研究してるのは意味がない
だからみなロールエッジつかっとるわね
こういってもこういってもあまりかわらないから
ここにダンパーあるでしょ
ダンパーの研究もこれで研究しとるのね
これは全く意味がない
これで研究せなあかん
そうすると今言ってる直線性なんかあまり関係ないし
加速度はボイスコイルとヨークの間の関係性でしょ
こことここの関係だけで考えたらいいわけで
これが今の考え方だとこれが大きく動くからこれがどうするかとか
ボイスコイルを長くするかとかこればっかかんがえとる
加速度だけならここで瞬間的に加速するだけここのことだけ考えとったらええわけで
こんな考え方で考えてないから見たら全部まちがいやね
これも加速度のこと考えたらここ布なんですよね
ここの動きがこう伝わっていくわけでしょここで反射する
ここの紙と布のインピーダンスそんな違わない
重たいゴムのロールなんかやったらもろに帰ってくるわけですよ
こっからフレームまで伝わって帰ってくるんやけど
これ減衰するからそういう対策は十分できてる
これと同じ延長線なんだよね
昔のスピーカーはこの先を波型にプレスして防振剤を塗ってるよね
それは理にかなっとる
こっからこういってのこれで減衰してあまり反射しない
それは理屈がわかって中っても音で判断してる言うのは昔の技術や
のちの技術やはこれがいいと思い込んでゴムのロールエッジにしたり
これがそもそも間違いや
昔は音を聞いて作ってたからこれじゃなくてこっちになってたんやね
(やはりユニットの共振を止めるのは時期回路じゃないですか?)
これは全体の話でしょ
こっからね ボイスコイルに伝わる力はね
こう言ってここで反射してこう戻ってくるわけでしょ
それにたいしてこれの材料とか形状とかそういうのがほとんど関係するわけでしょ
これ何の影響もない
周波数特性で考えるのでこうやればこうなるわけやけど
これf0いうとるわけやけどこれはこの中の空気ばねとこれがcで重さで共振するわけでしょ
それはここのはなし
このへんにこういっぱいあるのはここへいって帰ってきたそれの振動
これを止めようと思ったらこれの材料と経常しかない
ほかでどうしようもない
ここ(f0)に関してはコントロールできるけどね
タイムドメインの場合はこれが1.4gでしょ
マスが1.4gでこれとコンプライアンスで共振するんやけど
1、4gこんなとこで共振できるはずがないよね
共振せえへん
マスがあってねばねがあってね共振するわけでしょ
マスがなかったら共振せえへん
共振させようと思ったらばねをうんと柔らかくせんと
これは共振できない
ましてやタイムドメインのスピーカーの場合は
空気の動きに関しては抵抗でしょ
(平面波はパイプとユニットの内径が同じでなければならないしユニット裏の障害があってもよいのですか?)
平面は言うのはねふつうの箱の場合はねこうスピーカあるわけでしょ
こっから出たのがぐちゃぐちゃになっとるわけでしょ箱の中で
これはいちおうこうながれてるわけでしょ
うんと高い周波数ではここで反射するけどね
それ以下の波は別に通り越した波は乱れるとこ何にもないやないですか
観測したらこういう風に動いとる
こっちのほうはぐちゃぐちゃに動いとるからね波がどうなっとるからわからへん
どんな箱の形でもぐちゃぐちゃになっとる
こっちのほうはねここでちょっと高い周波数が乱れてても
全体を見ればねこの空気がこう全体で動いとるわけです
こう動いとるとこで動きにくくするようなんが外と中にあるわけなんです
これが制御されとるわけなんです
これが等価回路で言ったら抵抗になるわけなんです
ようは抵抗制御やね
(抵抗制御にするには十分な抵抗がないとホーンのような動作にはならないじゃないですか)
(抵抗制御とは)ひとつは電磁制御、機械的な抵抗
これは機械的な制動になっとる
これ直接放射型でねこんなんとちがうね
これはただのはこやね
うしろにでる音をとじこめてるつもりなわけやな
これは後ろに出る音をちゃんと制御してるわけやな
エッジの周辺で反射する高い音以外はみなここで制御されとるわけです
この領域(f0)は抵抗制御
この領域(f0より上の帯域)はこの構造(が問題となる)
(抵抗制御となるだけの制動力は得られているんですか)
もちろんこのばね作用もマスの作用も残ってるわけですけど
完全に抵抗制御やないけど
(ホーンよりは弱いけども)
そうそうそう
こんなノンコントロールのに比べれば桁違いに
ノンコントロールとちょっとでも制御してるのと比べたらね大違い
いちばん簡単なんはマイクロ波を突っ込んでねイヤホンで聞いたらね
どんな音してるかようわかるよね
棒の先へマイク付けてイヤホンでこう聞いたらここの音がきれいか汚いか
どんな成分が大きいかわかる
これは実験やってみたらわかるけどむちゃむちゃや
ひどいおとしとるこの中ね笑
ひどいおとがここをして前出てくる
だけどねスピーカー設計してる人はここ丈夫にしたら音はでないと思ってる
ここ丈夫にしてもこっからじゃじゃ漏れや
じゃじゃ漏れや言うのはひとつは薄い振動板と押して出てくるのと
振動板がこれで一緒に動く
いずれにしてもここの音じゃじゃ漏れや
この箱の中にねちっちゃなスピーカーを入れるでしょ
このスピーカー鳴らしてね
外で聞くとね箱のところからはどんな低い音が漏れてるとかすぐわかる
こんなことしてる人はだれもおれへん
いた上部にしたらいいんやとか吸音材はったらいいんやとかただ思ってるだけや
こう簡単に実験できる
これがぼくやったんはいろんなスピーカーのバスレフのポートからね
こんなちっちゃいスピーカー突っ込んでね鳴らしたらよくわかるよね
密閉のスピーカーやったらねどっかねじ開けてやらなかんけど
ぼくはね実際に確かめるのと理論で確かめるのと
必ず一致してないといかんと思うからね必ず実験で確かめとるんやね
で確かめる方法は簡単なんや
昨日話してたけど振動板のここへ重たいのはりつけたらええやないかと
スピーカーユニットのQを測定するのにここに重りを張り付けてね
錘で共振周波数が変化するわけでしょそれでコンプライアンスがわかるわね
実効重量もね
その実効重量とかも平均値この辺としたら(エッジ)これを切り取って秤ではかったんと共振点の移動で計算したのと合えばいいわけでしょ
このスピーカーユニットの測定はここに重りを張り付けてやってたね
コンプライアンスはそういう方法で測定できるのと
ここへあの棒を立てて読み取り顕微鏡でね1g乗せたら何ミリへこむか2g乗せたら何ミリへこむか顕微鏡で見たら
これのコンプライアンス計算できるわけでしょ
レーザー光とかそんなもの使わなくてもね0コンマ何ミリの動きでもちゃんとわかるから
cとm0やねこれはいくつもの方法で測定できる
Yoshii9の研究も従来の方法で周波数特性もはかっとんだけどね
あっこにある測定器のねブリューエルの測定機あるんやけど
あれふつう無教室で記録用紙にぴゅーと書かすでしょ
あっこにある測定機ふつうの部屋でも測れるんよ
それは行く波と反射してくる波を計算で排除したら反射する波を除いてできるわけでしょ
ここ作るときにね無響室は作れないから無響室なしでやるためにってあれ買ったんだけど
ぜんぜんつかわない笑
インパルス応答をフーリエ変換すると周波数特性言うのこれから計算できるわけでしょ
これで計算できるんやったらね
インパルス応答こういうとこではかれば
スピーカーで出たのと反射したのとこんな形であるわけでしょ
これを除いてこれだけを
それから前やっとったんだけど部屋の壁があってこうスピーカーがあって
マイクロフォンをこうインパルスが来るわけでしょ
でここから帰ってきてまたインパルス来るわけでしょ
ここで測ったら二つの波になるわけでしょ
このマイクをここへ持っていくとねそしたらこっちが速くなるのかな
二つやると行く波と変える波が完全に分離できるわね引き算で
そしたらこれマイクをこっちへやったら行く波が今こんだけぶん遅れるわけでしょ
帰ってくる波はちかずけた分だけ早くなるでしょ
これを2か所でやればこれだけ引き算すれば
もうひとつはこれを引き算すればね壁がどんな音してるか言うのもわかる
大学の音響工学やってる人かな研究室はいってあってね
今どんな研究してるんですかって聞いたらね
無教室でねボーズのスピーカ張り付けておいてね
反射音がどっちの方向から着たら心地よいか言う研究してますってね
いうてはったからね笑
そんな研究してもしょうがないですよ言う手ね笑
ボーズのスピーカー音悪いしね笑
どっちからいうのはぼくの経験では重要じゃなくてね
反射音の質がいいかどうかいうのが重要やと思ってねそっちの研究しなさいよいうてね
ボーズで反射音をシミュレートしたってそんなんはナンセンスですよ言うて
その先生どうやったかしらんけどね
これで壁のインパルス応答をとるとねこれをたたみこめばね
これでどんな音するかいうの自分で聞けるわけでしょ
もちろん壁に耳ちかずけてもわかるけど純粋に壁の音
壁をたたいた音がこれとほぼ正しいわけよね
指で叩くのと乳母でずれるのとあまり変わらないから
この音音楽にどんな影響するか言う手音楽信号にこれたたみこめばそれ聞けるわけでしょ
反射波の残響時間とか研究し取る人にね
反射波の時間とか量でなしに質を研究しなさい言うてるのね
いまだに残響時間が何秒でとかねそんなことを研究してはるのね
質を研究してる人いない
ウィーンのスタッツオパーかな
こうホールが丸いんやね屋根も丸い
そこで聞いてたらね演奏してんのがね
トライアングルがねそんなところから聞こえるのね
だけど別にそこのホールの音が悪いことはないわけよね
トライアングルの音だって奇麗に聞こえる
残響時間なんか2,7sが理想的だとかねかいてるばかな本もあるわけやけど
それはね昔いろいろなホールのね
ベラネックの本が元になるんやけど
日本のベラネックの日本語版に残響時間やとかね余計な事かいとん
それやって残響時間は音の良さに関係あると思ってね
そしたら有名な音のいいホールみたら残響時間だいたい2,7sあたり
うろうろしとんだから2,7sがええやんいうてはるにんやけど
こんなんかんけいないよね
ようは残響時間の質や
ミュンヘンのなんとかいうあのホールへ行ったことあるんやけどね
そこのホールはね60年前かな音響学者がね
音響工学の推移をあつめてつくったいうホールがあるんよ
いまどうなってるかわからんけど
そこへいったときにね
そのホールを設計した人に案内してもらってそのホールはね
全部木で作ってあるんやね
そこのノイズレベルを低くするために地下鉄をね
わざわざ10mほど深くホールの下ほってる
それやってんのとホールが
非対称型にしてるんよね定常波が何やらかんやらで開かんいうて
パイプオルガン真ん中へ置いたらいかん言うのでね
横へ寄せてあるんよ
そのホール見学して夜ミュンヘンやからのノイシュヴァンシュタイン城だか言ってきたのかな
コンサート始まるのが夜でしょ
この辺の席手に入ったのかな
そのときピアノがアシュケナージがピアノ弾いてて
ここで聞いたら音ぼこぼこなんや
アシュケナージのピアノかわいそうみたいに思うやんね
そのときに午前中ここ設計した人に案内してもらって行ったらね
こんなこと彼いっぱいいうてたからね
それでいいホールで来たんですかって聞いたら
悪くないいうてたから悪くない言うことはよくない言うことやから笑
夜言ったら案の定ぼこぼこの音やった
このホールの横にね実験ホールがあったんやね
実験ホール言う手も立派なホールやけどね
そこでパネルが電気で動くようにしてあって
表側が吸音材はってあって裏板やねん
こう回したら反射率変わるわけでしょ
それで残響時間の関係を研究してる言うとったんや
ぼくはそれはナンセンスやとおもっとったんや
反射板から帰ってくる音のクオリティが問題なのに
今どうなったか知らんけど音響学者でもそんなあほなことやってはるのに
同じミュンヘンにあるホールかな
よくオルガンのレコードになってるホールに見学に行ったんやね
そこはね残響時間が7sやね7sやったらこんな人の考え方やったら音がぐちゃぐちゃになってね
きれいに聞こえるんや
なんでか言うと天井がものすごい高いんやね
ここから出た音が返ってくるのに時間かかるわね
反射音のパターンはね狭い部屋で7sいうたらこうぐーっとなってね
これが7sでしょでもあっこのホールはここと反射してくるあれはこうこれで7sだから
この音ちゃんと奇麗に聞こえるんやね
狭い部屋で7sやったら反射ねこのようになっとるわけでしょ
時間を研究してもしょうもない
時間の間違いでしょ、方向の間違いでしょこんなもん研究してもしょうがない
(yoshii9も下から出てくる音の質を考えてると)
どこまで減衰したらいいか言うのはね
厳密にいくとこっからこう来るのとあるわけでしょ
でまあ壁があるわけやけど壁とか天井言うのはわかりにくいけど
かならず床からの反射
でこれとこれ計算したらくしの歯状になるわけやね
キャンセルする部分と
やから高さによってちがうわけやけど
結論としてはこれを小さくしたらいいわけでしょ
大きさによってはこれをカーペットひきなさいとかいうてるけど
スピーカーこっち向けるのとちごうて
こういく波とこういう波したらこういう波すくないわね
後ろ方向に行く波これちいさい
これカーペット弾いたらこの影響ほとんどない
下から出る波はうんと低い波でしょ
反射しても 仮に下から出るのが50hzとすると波長が7m
そんなんはここで区別できひんひとつのこういう波とね
これに反射してきた波がこうなるわけでしょ
区別できへん
高い周波数だとねこうなってなるとこうちがうわけ
長い波は一緒になっとるパスが違っても
現実で考えないとねそれがどれくらい影響を受けるかとか
(天井の反射はどうなんですか)
天井は高いほうがすっきり聞こえるわけやけど
耳は前方の音聞いてるからね反射音を聞きわけるのにねこうやって
聞けばねわかるよね個々の天井の音汚いなとかようわかるから
それで対策したらええよね
これ昔僕作ったん
これ周波数50hzだと7m 関係ない
7mで10cmのずれなんかね関係ない
こっちのほうだと5khzだと5cm
5cmの波長に対してこんだけずれたら影響するわな
これぼくスケールにしてねもっててみんなオンキョーさんに上げたりしてたん
これ部屋の大きさから定常波までわかるし音階と周波数もわかるよね
ピアノのキーがあってこれが何hzかわかる
(yoshii9の円形バッフルの回折波について)
回折派言うのはね
波がこうなってるよね
この部分を回折は言うてるとしたらおかしいわな
こんな箱横目に描くけど こっからこういくはずでしょ
ここから再輻射するわけでしょこれを回折は言ってね
これを直接は言うてるとしたらそういう言い方やけども
これは回折波も何も全部本当の波や
(バッフル形状によってf特が暴れることについて)
ここから波が出るわけでしょこの波とこの波が干渉して
どこで測っても周波数特性みんなちがうわね
直前の1mくらいで標準のf特測るわけでしょ
ここではかったんとここではかったんとみんなちゃう
こっちは一緒でしょここではかろうがここではかろうが
聞いたらわかる
あのスピーカー真横で聞いててもねどこできいても一緒でしょ
こういうスピーカーはここできくのとここできくのと音が全然ちゃうよね
平面バッフルが理想やというてる人もいる
こっから平面的に平面波見たいになっとるんやね
こっちはバッフルないから球面や
こんなん理想でも何でもないけどね
だいたい人間の口でもなんでもバッフルない
バッフルないから僕の話をここで聞いたってここで聞いたって一緒
バッフルとか箱いうのは間違った考え方
誰か最初こんな箱入れてね初めてみんな箱入れるものや思って
箱を前提にスピーカー作ってはる
だけど最初スピーカー作った人はこう磁気回路があってね
こんなんで箱なしや
こう最初作った人ね
こっちから出る音とこっちから出る音が打ち消されるから
こうバッフルを付けて実行の距離を国歌ら出たのと後ろから出たのがここでキャンセルされるわけで
これを大きくする代わりにこれを折り曲げてそしたらこっちから
こういくのとこういくのと
そのうちこれをつなげてしまったんや
こういうのにすればもっとよかったんやけど
みんな50〜60年これしかやってなかった
ホーンはもっと難しいんよ
ホーンの本はないんよ
ホーンを作ってる人たちのホーンスピーカー言うのはインチキの極みなんや
ほんとのホーンつくったんはgs−1いうスピーカーやね
ホーン言うと基本的にこうやね
この面積の変換はハイパボリックとかエクスポネンシャルとかね
面積が広がっていく広がるカーブがこうなるわけやけど
みんなはねこの面積の変化がこれやったらええとおもってはるのね
代表的なホーン言うと板を2つあわせてあいだにはしをたてて
こんなことしたらここで波がむちゃむちゃ乱れとる
ぐちゃぐちゃの波が出てくる
こういう方法ともう一つ、アルテックがやってる
平面の組み合わせで
断面積がこれであったらええいうてね
こう平面の組み合わせでなんかやってるね
ここで波が乱れるからねなめらかになるようにしないといかんけど
なめらかになるように設計したホーン言うとないよね
ホーンの振動板についてもおかしいしね
ホーンの材料についてもおかしいよね
(なんでチタンなのか)
ここ計算するとねものすごいプレッシャーかかるからそれに耐える金属
これに耐える材料言うとほとんどないやね
かるくていかんしじゃあチタンが兵器なんかに使ってて軽くて丈夫なチタンで
これだけでもまだ足らないくらいやからね
これ窒化チタンにしてる表面をこれにしてね中のほうはこれやね
これグレーディングなっとるんやけどグレーディングすることによって振動起こらないわね
単一材料だと必ず低材はおこるわけやけど二つの種類の組み合わせたら
キャンセルするわけでこの場合はちごうて
表面が窒化チタンで中のほうは純粋なチタンでこっちの表面も窒化チタンや
だから強度があって変な振動しないこれしかないよね
(ウーファーはPPですよね)
あの厚さね2mmぐらいあるんや
あれはスピーカーっていうよりプレッシャー
写真ようあるけどこういう形でボイスコイルあって
これずーっとなめらかに
ここの振動がまっすぐ伝わるようにカーブ決めてある
ふつうのスピーカーはこういう形でしょ ここで折れ曲がるよね
これはこれをさかさまに置いて板を置いてねぼくがのってもつぶれへん
70kgのぼくがのってもつぶれへん
それは個々のカーブと2mmのあつさやね
これをカーボンで作れってね会社から言われて
カーボンで無理やり作らされたんやけど
カーボンはカーボンの音がするんやねロスがないから
きゃんきゃんきゃんきゃんいう音がする
プロピレンはロスがあるからね
あの振動板たたいても嫌な音しないでしょ
カーボン叩いたらカーボンの音するし金属はもちろんだめやし
カーボンの場合もねその振動とろうと思ってねここにブチルゴムを張ったりね
なんかやったってそんなんでおさまらない
この試作品は初めは紙でつくっとった
紙が一番いいんやけど紙のコーン紙は作れないくなってね
これかろうじて紙で作ってるけどね昔の話やけどね昔のスピーカーは
みんな紙だったでしょ日本の会社にもね東洋コーンやとかスピーカー専門の会社が2,3社あったんや
どこもそこからコーン買って自分のスピーカーに
高級品作ってるメーカーのスピーカーの一部には東洋コーンじゃなしに
北欧のハーレーとかねホーレーとか2つ有名な会社あったんや
世界中の有名なスピーカーはそこのコーン紙をつかっとったんや
そこのコーン紙は大部分が勤めてる音響の会社にも
コーンバーいうてコーンを作る工場あったん
そこにパルプを買ってきてねどろどろに溶解して紙にすいてプレスする
その工場オンキョウもっとったんや
いまそんなめんどくさいことせえへん
カーボンのシートこうてきてぽんとプレスしたらしまい
でお客さんはそっちのほうがええと思ってはるわけでしょ紙よりも
だから紙で作る人いない
これはフォステクスに散々頼んで作ってもらった
フォステクスもこんなめんどくさいことする気ないよね
でこれは2mm厚のプロピレンやけど
これプロピレンで作ったらこんなうすいのでこんな強度ないやないですか
紙だから
これはホーンのドライバになるわけやけど
少々重くったってええんよホーンの設計から見れば
これはコンプレッサーやからねでこれ低い周波数だけでしょウーハーがもつのは800hz以下や
だからコンプレッション作用がちゃんとあったらいいわけでしょ
この音励磁型のスピーカーなしに音を聞くわけやないし
2mm厚のポリプロピレンでできるわけ
(ホーンロードは200HZまででそれ以下はプラグでロードをかけているんですか)
あれは大変難しいんでね
こうあるわけでしょこれだけでは設計しても意味ないわけ
こう床があるわけでしょ 波はこういってこういう風に進んでいく
だからこれだけ設計してもダメこれを入れて設計しないと
ホーンをよく見たら下に出っ張りがあるでしょ
あの出っ張りが床との調整するために出っ張らしてる
少々だんさとっても7mですか 5cmや10cmは関係ない
あれもそうやしyoshii9もそうやし音響工学スピーカー技術の粋をあつめてつくったる笑
これはこっちのほうはコニカルに分類するようなホーンやね
こっちはハイパボリックかな
ホーンの計算のもとはね筒でここのホーンのインピーダンスとか
これをこう延長していろいろなカーブについて計算して
ハイパボリックとエクスポネンシャルとの間のようなカーブを付けとるんですけど
(バックキャビネットの容量)
あれは大した大きさやなくてええんやあれは後ろへ出る音を閉じ込めてるだけでね
ふつうの密閉型のスピーカーとは全く関係がない
ホーンの場合ねここにこうドライバユニットあるでしょ
ここにごっつ圧力があるからこの振動板はほとんど動かない
ホーンを丸出しにして実験して
こっちで大きな音するけどうしろではほとんど音しないうごかないから
だから後ろ側では動いてないんやから音はほとんどないよね
それでもごっついパワーだから後ろに出る音を閉じ込めるのに箱をやってあるわけ
これは別に動かない前提にやってるから音を外に漏れない用の目的だから
ものすごい丈夫につくってあるけど何リッターでないといかんというのはない
(リニアティに影響が出たりは)
ちがううごかない笑
じっけんしたらわかるけどね箱から外してホーンだけ聞くとね
後ろにおったらねなってんのって感じ
こっちは音するけど
振動板に近づけてもねなってんのって感じ
それでももれるのいややからね丈夫に作ってある
これ動かないけどねわずかに動いとるわけ
これはものすごいパワーで動いとるわけでしょ
コーンスピーカーのふわふわした動きじゃなしに
ものすごいパワーで動いてるからちょっとの動きでも止めようと思ったら
大変や止まらない
でこれ後ろで聞いても音がしてないしねでこのコーンを指で押さえてもねおとなにも変わらないすごいパワーで動いてるからね
この中も吸音材ぎっしり詰めてあって特別な板を使ってここへ制振材を張り付けて
その上を鉄板を張り付けとんの
いちばん上は鉄板や
これがものすごい圧力手止められんから個々の振動止めようと思ったらごっつい木と制振材と鉄板でやらないと止まらない

面積の変化はこれからこうなるわけでしょ
形状の変化はまるから四角になるわけでしょ
もう一つ形状の変化はこれから扁平になるわけですよね
この三つの条件が成り立つように計算し取るわけです
これは指向性に影響するんやねこっち方向とこっち方向がちゃうから
この三つの条件を同時に成り立つようにどっかにまとめた式あるけどややこしい式なん
この3つ同時に成り立つ式はないからぼくはどないしたもんかって苦労し取ってね
コンピュータでちょっとずつやって微分積分の応用やけど
コンピューターでちょっとずつやらんといかんかなおもっとったら
東北大の数学科でた秀才がおってね
みっつ同時にできますよいわれて
でその式で計算した
計算したその式でホーンつくんのにNC旋盤動かすわけでしょ
NC旋盤の穴あきテープで機械掛けて切削作業すんだけどね
穴あきテープつくるのにねNCの機械つかってるひとは
その式から加工用の穴あきテープようつくらんわけね笑
それであの式ねぼくがフォートランでかいて穴あきテープ作って
それで切削した
それで切削するのはね石膏を切削してもらったんやね
石膏のブロックをNC旋盤おいて
石膏なんか切削すると機械が全部錆びついてしまうから
NC旋盤に養生してねそれで型つくってもらって
その石膏の型をもとにホーンの型を作ってもらって
石膏を削ってその石膏をもとに木型をつくってね
木型にガラスのフィルムをぺたぺたはりつけてエポキシを塗って
ガラスエポキシだけだとかーんいう音するからガラスエポキシの間に棒芯材はさんで何重にもして
でできた
なんでガラスエポキシか言うと
ここがものすごい圧力やからね
ものすごい圧力に耐えるの言うと金属かガラスエポキシくらいしかないんやね
よく木のホーンなんかあるけど木なんかここ振動するからね
色ずけのない再生なんかできない
木のホーンとかプラスチックのホーンとかは無理やね
で金属ホーンは金属固有の音するからいろいろダンプ材塗ったりやってるけど止められない
みんなその材料の音する
でホーン臭い音とかホーンらしい音とかいうてるのは方式の音やなしに形状の音と材料で決まる音と
ホーンそのものは理想的に作ればタイムドメインのgs−1みたいに
(ウーハーのインパルスは見たことがないんですが・・・)
800hz以下はね低いほうはインパルス言うのはできへん
そんなうんと低い帯域やから低い帯域は波がねきれいかどうか
インパルスの波形のもとでしょ
ツイーターに関して言うとやけど
波形をそのまま再生できるかいうのはウーハーに関してはできない
だって50hzで7mやから
だからこんな短いインパルスはかってもしょうがないわね
1波でも7mを補償せんといかんわけでしょ
インパルスで大きな幅のインパルスでね図ればいいわけやけど
そんなの実際できないたとえば50hzだと7m
そしたら7mのインパルスを作らんといかんわけでしょ7mをふくんだ
インパルスいうのはできないほくの測定に使ってるインパルスは何ミリセカンドやったかわすれたけどね
何ミリセカンドでは50hzいうよりも点のデータしか取れへん
連続したデータというよりは
だから信用できるのはインパルスが有効な範囲だけ
(ウーハーの性能はどうやって図るのですか)
マイクロフォンを動かして測る
マイクロフォンを動かしてね50ポイントと50ポイントで2500ポイントでやってるでしょ
そしたら低い波のときはドットの間隔を開けたらいいわけでしょ
これぐらいの面積があればそこを通って行く波測れるけど
50hzとかなってたらこれが何mとかやから
マイクの間隔も1cmおきじゃなしに3cmおきとか10cmおきとかそれでわかるわけです
それはそういうほうほうじゃないとわからない
計算上はねなんかああやこうやいってるけど
実際お前その波の大きさわかっとるのかとそれで実際それをセットしたときに
波がどうなってるのかわかりますかそういうことになるわけでしょ
低い波がここへ当たってこう返ってくるわけで言った波と帰った波が干渉するわけだけど
それは計算上はできても何の実感もないよね
だから音で聴くか原理で分かって音で聴くかこう波の進捗をマイクで拾ってその考えが正しいかというのを知るしかない
基本はインパルスなんよ
だけどあの部屋の問題の7mの波長をちいちゃなインパルスでできるはずない
それは機械のこと思っても叩けば何でもわかるわけでしょこれインパルスやね
だけど地球のこと知ろうと思ったらこんなんではあかんわな
ごっつダイナマイト使こうてどーんとやってわかるわけでしょ
低い振動 地震とかに関する
これはたたけばいいわけだけれどこれで地面の動きがわかるかというとわからへん

インパルス解析とかフーリエ解析とか既存のソフトウェアいっぱいあったけど
自分で作ったんよ というのは桁数が少ないのね有効桁数が
有効数字の大きい数字入れると桁うち誤差を起こし取るのね
計算の途中でね
だからぼくは全部作りなおしたんや
有効数字何ケタで計算するかもわからんけどね有効数字を変えられるソフトウェアあったんね
有効数字を12ケタで計算するか何ケタでも計算できるソフトウェアあったんよ
それを使ってね有効数字を減らしていって計算 答えが変わらないようなそれを作って
計算屋ってのはみな有効数字20ケタ位で計算し取る
市販のフーリエアナライザとか計算ソフトなんかはね桁うち誤差おこしとる
だから何ケタかのデータを入れて計算して自分が使う範囲で桁を変えても
答えが変わらないようにチェックせなかん
式をそのままプログラムしてる人おるんやけどね割り算を先するか掛け算を先するかで
桁が変わるわけでしょ掛け算先にしてこんなんになって桁うちして今度割り算したら有効数字が減っちゃうわな
ぼくはそんなソフトをなくなってるし残ってたとしてもやくたたないよね
何でやったのかc言語でやったのかな
ぼくはアップルいう8ビットのコンピューターでやってたからね
8ビットでは計算できないからね有効桁数を変えるソフトを使って
何十桁でも計算できるソフト作ったんだけどね
DAコンバータでも50年前に手に入れたDAコンバーター12ビットやったんね
これ軍用のDAコンバータ手に入れてねこれを2段重ねにしてね
マイクの信号でもええんやけどこっちのDAコンバータで12ビットを超えてしまうとね
ここゲインを変えとくでしょ2chのDAコンバータやったらこっちを最高感度にしといて
こっちあってねーたははいっとってこっち使ってるんやけどこっちで桁が超えちゃうと
超えた部分はこっちのをつかっとったそしたら24ビットくらいの制度はあるわけでしょ
こんなことやっとった
このころDAコンバーターとかそんなんなかったんやけどこのあとちょっとして出てきたのは12ビットくらいがせいぜいやったかな
これみんな24ビット制度で細かい信号とりこんドルでしょ
この部分とこの部分とはレンジ違う
両方合わせてこんな細かいところからこんなでかいところまでとりこんどった
これはつがる海峡おいてね
潜水艦の音をこれで収録し取った
でもうひとつが韓国の38度線へいってねあちこちマイクロフォンを置いてね
北朝鮮がトンネルほっとるんよね
トンネルほっとるんをマイクを2か所おいて測定したらトンネルの位置わかるでしょ
でそのトンネルの位置突きとめてそこへ穴掘ってダイナマイトで
でこれを預かってる商社の人がね38戦へ行くからよしいさんいっしょにいきますかいうて
いやそんなこわいとこいややいうて
助手として連れて行くから行きませんかいうて
その12ビットのコンピュータ
それが今のコンピュータでできなくなってどっかでなげいとったけど
これアップル2というコンピュータの21世紀の知的自転車という
外部端子たくさんあるしスロットたくさんあったから自分のカード作れるし
rc2324だか外部端子対とったからどんな危機でもコントロールできるわな
ぼくはほとんどこの出力はxyプロッターで打ち出しとったんやね
これでいまできてたことマッキントッシュでぜんぜんできへん
マッキントッシュ全然外部端子ないしねコントロール端子もないし
この後マッキントッシュの時代になってマッキントッシュ2というのがね
カードスロットが六つもってたんやね
そのカードスロットに乗せていろいろなことできたんやけどそのあとなんにもなくなった
マッキントッシュ2のカードスロットへねMSDOSとかほかのコンピュータのカードを指してやったらそのころ表計算は
マッキントッシュはエクセル使えたんだけど
ほかのコンピュータはエクセル使えないからロータス123とかなんかそんな表計算やけど
それでやってカード指してエクセルとロータス123こっちからこっちへペーストとかできたんや
だから今はどっかで フェースブックで投げいとったけど
今のコンピュータはね、ただの事務気になってしまってね 科学研究とかそんなんには使えへんて書いてたんねただの事務機やて
(GS1のインピーダンスについて)
あーいうスピーカーではねインピーダンス言うのはね通用せえへんのやけどね
インピーダンス言うのはね連続 正弦波の話でしょ
瞬間的に動くものにはインピーダンスなんてないんやね
gs−1の話するとね 熊本のお客さんがgs-1使ってるマニアの人がおったんですよ
そのときねヤマハがねでっかいモノラルアンプでねアンプには保護回路ついてるんだけどね
 それは保護回路いらないんやと ごっつハンドリングできるから
それがgs−1につなぐとね アンプが次々壊れるんよ
もってきてもこわれるからねヤマハの技術やからね
gs1のインピーダンスは何オームなんですかいうてね
1オームのスピーカでもドライブできるいうとった
オームなんてのは関係ありませんよ言う手ね
ボイスコイルは8オームなんですけどねインピーダンスなんてのはありませんよ言うてね
スピーカ端子のアンプから来る信号と壁へ当たって入ってくる信号で起電力するとね
アンプの出力ないのにねさっき出た音がね壁から帰ってきて電圧発生するでしょ
そしたら全然入力ないときにね電圧発生するん
しいてインピーダンスいえばマイナスやね
あのホーン能率いいからね アンプの端子でオシロつないでたらね
こっちでインパルスパンと入れるでしょ
アンプの端子に電圧出てくるでしょ
遅れてどーんとこう 壁から当たってスピーカーへ入った逆起電力がどーんと入ってくる
そういうことを全然考えとらへんヤマハのアンプはすぐ壊れちゃう
スピーカー端子からそんなごっつい電圧入れたらね大体のアンプこわれる
ヤマハのアンプはフィードバックアンプやからね
入力のときよりもでっかい電圧あらわれてそれが入力たんへ帰るわけでしょ
それが入力になっとる
もうアンプ壊れる
インピーダンス何オームですか聞いてきたから入力なくても電圧出ます言う手たら
なんでですかていうてたから笑
とくにgs1のときいろいろ言われてたんはね
どこのあれからもね低音が出えへんいうてねいわれるんよね
それはアンプが悪いからでえへんので
一般のアンプはフィードバック回路で補償してるわけでしょ
だからフィードバックで直流までfとくが伸びてたって
gs1をドライブしようと思ったら純正の裸特性でね低い信号をバンと
まともに出さないとgs1はドライブできない
フィードバックはめちゃめちゃやから全然低音出えへんのね
いろいろなアンプ見たけどひどいアンプがいっぱいあって
オンキョウにおるときちゃんと低音が出るアンプを作ったんやね
それがこのごっついアンプなんやけどね
そのときはそういうことわかってたけどまだアンプの根本的なことわかってなかったんやね
だからそのアンプ使って実験してるときコンデンサーで音変わるのなんでやーとか思ってたんや
そのあといろいろ実験重ねて振動がねアンプの音のいい悪いきめとるんでね
パーツや増幅方式の良しあしなんてほとんど関係ないということがわかったんやね
それでこのアンプ作った
だけど世の中の人はみなまだパーツの種類とかコンデンサの種類とか
回路方式の種類で音変わると思ってはるけど
かわらへん
FETとか真空管とかバイポーラでねアンプいろいろ作ったけど
それは方式によって変わらない様は使ってるパーツの振動と筺体の振動特性と
それでかわっとる それがようわかった その実験をずいぶん重ねてるんやけども
みなその振動や言うことを知らないでねいろいろやってるけど
どんな方式やったってね大体可聴帯域の範囲内はね
フラットいうこときまっとるし
正弦波でやってひずみもないわけでしょ
だから何の方式がいいこんな方式がいいというのは関係がない
おまけにおおまちがいしとんのはね
従来オーディオでもわかる話やけどね
だいたいアンプのねパワーとぜんこうちょうひずみのカーブいうてこんなかんじになっとるでしょ
でここが最大出力やねこれがたとえば100wのアンプやとするとね
ここでひずみが最小になるん屋根こうちょうひずみのことやけど
みなじっさいきいてるのはねだいたいこのへん100mwからピークで1wぐらいやね
ひずみの多い悪いところつかっとる
それからこの辺でいい音しようと思ったら最大出力を小さく設計せんといかんよね
このアンプやったらひずみちいさいわけで
そのためにあれ12wのあんぷなんや
そのまえこれきずくまでね世の中で高級いうてる何百ワットとかいうてるあんぷ
音悪いよねなんでかて思ってたら根本的にこうなんだけど
ここをつかっとるわけですよ
それでgs−1をやるのにアッテネータを入れたんやね
10dbくらいスピーカの能率を下げたんや
いままでここを使ってたんがここを使うようになったんや
ここを使うためにわざわざスピーカの能率下げてるんや
世の中の人はアンプは出力が大きいほうええと思ってはるでしょ
単純にこれだけでも音悪いしね大出力アンプ言うたら
出力石パラに使ってるんやねこうドライブ石でこんなことやって パラでね
こんなことして音ようなるはずない
大体半導体は三端子なわけでしょさんたんしはどっかのたんしにね
インピーンダンス持ってたら必ず発信するんよね
これ発信方式でコルビッツとかハートレイとかいろいろな発信方式があるけど
たんしのどっかにCLがついてたら発信するんや
だからこんなことやったら発信するわけやけど発信止めに抵抗入れたり
ここにコンデンサ入れたりこんなことやって音ようなるわけない
おまけにうちの理論だとこの線が振動するわけやから絶対だめ
それでうちのアンプあんな小さく

いま新しいアンプを検討してますけどねもう最初はごつい線使ってるだけでも開かんから揖保の糸に変えて実験せいいうて

(gs−1は聞かせてもらえないんですか)
聞けないいい音しないもん
いいソースがないもん
そんだけのクオリティの高い音を送り出せるソースがないしアンプもないし
むかしぼくがやってたときはプレイヤーも吟味したあれだし
アンプも吟味したあれだし
そんなアンプはあらへんこのアンプは世の中に出回ってる中ではばつぐんにいいわけやけどぼくが実験室で使ってたアンプはもうもっとすごい
鳴らせるけどその真価が発揮せえへん
だからぼくはずっとながい間20年間かならしてなかったんよ
だけど映画に使ういうから映画やったらええわ思ってね
鳴らしたりしてるけど
なんでいやかいうとねみなあれ聞くとねすごいですねいうてくれはるのよ
実際すごいとは思わんねんけど
だけどぼくはこんなんすごいいわれたらおもしろないと
ほんまはもっとすごいんやでといいたいしね
なんかわけわからんことでけちつけとるやつおるでしょ
低音がどうやとか高い音がとか
それはソースが悪いんやろと
ソースの悪さ明らかにするんやから
そんなんでもう聞かせなくした
実際に鳴らせないしね気に入った状態で
部屋がなかったら究極の音はしない
部屋で聞いたらスピーカーの音は全くピュアじゃない
こんなとこから入ってくる音がピュアじゃないからね
だからね聞く人はそれを一緒に聞いてるわけやから
こっからくる音もこっからくる音もみなスピーカの音やと思ってはるからね
部屋でさんざ苦労してね
理想的な部屋で聞いとってね
そこでねgs1聞く人はねみな涙流すんですよ
何を聞かしてもなみだながすなんて考えられないでしょ
それはべつにおーでぉおすきなひとと違う人が涙流す
しんじられないでしょ そんな音で撮った
あるときね オンキョーのシンボルだったからね
取引先の人とかきたらね僕の部屋へ連れてくるんですよ
ある銀行の支店長が連れられてきてね
そしたらいちばん最初にいやあ私みたいなもんが聞かせてもらってもわかりますかねえいうていうとったんです
彼はわけのわからんクラシック音楽をねでかい音できかされるくらいに思ってはるのね
で僕は黙っていろいろなレコード 演歌からポップスからクラシックから
チョイチョイチョイとかけて どうでしたかいうて言おうかとおもてみたらね
だまっとるんよ でだまっとって 失礼なやっちゃなおもて 涙流してた
銀行の支店長で音楽にも何も関係ない人が涙ながした そんな音を出そう思ったらここでは無理
90点以上の音はね無理 部屋を造り変えないと
Yoshii9でも無理なんですよ インドの〜センター言ってね
全部白大理石でね 床も壁も鏡面仕上げしてあるねそのホールで鳴らしたことあるんですよ
こんなすごい音するんかとぼくも思ったしね そこの教団の責任者がね
はいってきてね聴くなり涙ぽろぽろながしはったん
その部屋作れるかというと作れないいうのはね
白大理性いうても  はってあるんやなしに柱から壁から大理石つくっとるわけやから
 叩いたってなんのおともせえへん で鏡面仕上げしとるわけでしょ
だからスピーカーのおとがそのまま帰ってくる
そしたらよしい9でも涙出るほどの音する 部屋の問題

共鳴管のこと?
(一般の共鳴管は背圧がない分リニアティがあるのではないですか)
共鳴管のときは後ろからの反射があるでしょ
どっかホーンの計算のもとになるパイプの計算し取ったわな
ホーンのもとになったのはね これホーンロードスピーカーか
そっからホーンがはじまっとるんやね
(yoshii9は音響管そっくりだなと思いました)
それはRのことを考えてないわけでしょRって抵抗のことを
抵抗を入れた研究言うのはないんやね
さっき言ったやりかたでパイプの中の音圧の波形も何もかも調べられるわけでしょ
それはそういう研究はないんや
だから僕がやったような方法で調べないと空気の流れを阻害して抵抗分を付けた筒はどうなるか言うのはないわけでしょ

この人がね50年くらい前の本かな
こういう条件でやったらこういうのは間違いがないよね
だからインピーダンスの計算と化してはるでしょ
あの式このころは手計算でやってはった
でぼくパソコンでやったらねカーブまちがってんのあったんやね
それからこの電動計算機で何十年も使って数値計算してるわけでしょ
こんなもんようやったなおもっとるん
いまはパソコンですっとできることが
たいへんなことやってはるこれ
でこの本がようできてるおもうのはね
条件入れて計算してはるでしょ
日本の本はこんなことやってない計算式だけ書いてある
この人はこのあたいいれてやったらこうなるいうてだから僕これは大いに参考になったんや
こんなんみてもなんにもわからへん
式がまちがってるかどうかさえわからないけど
ホーンの計算もどっかしてはったんや
手計算でこんなことをようやってるわな思って
あのとき研究所に計算課があってねその人たちが電動計算機で計算ばっかしてはるわけでしょ
そんなんが何十人もおって
それでこれみんな数値入れてはるんやね
そのとき飛行機の設計でもこれでやってはったんや
ゼロ戦でも何でもみんな手計算でやってはったんや

あとはああいうのも計算で大体の見当つけるけど
測定してどうなってるか言うのを確かめてそれで仕上げとるわけで
完全に理想的なものいうのはできっこないわね
これも無限大のパイプとかね そんなんできるはずないわね
どっかで妥協せんといかんわけでしょ
そのとき一番いい方法言うのは実際に調べて
たとえば定常波が何か所に立つわけでしょ
どんな状態だったら一番いいかなんて誰もわからないわな
だからいろんな状態で測定してきめんといかんわな
部屋の定常波でもね 縦横あるよね こんな組み合わせのときにね
いちばんいいいうて書いてはるねん
一番ええ言うてるのはね定常波がね固まってなかったりなってるのがいいいうてるわけやけどね
それは頭の中で言うてるだけなんや
理論的に考えても測定やってもね一つ目の低材派はこうなるわけだから真中が強いわけでしょ
その次になるとこういうこう二つになるわけでしょここが強いわけでしょ
みっつめになるとこうなってこっちほうこうやけどね
それで全方向になるわけでしょ
どうなったら一番ええか言うと聞いてる位置でね ドライブしてる位置で
よかったらいいわけでしょ そしたら どのへんがええとかね
まあ中心を外したほうがいいというのはわかるわな
そしたら聞いてる位置このへんが一番ええのわかるし
理論的にもわかるわけで
これそんなこと全然書いてない 低材派がかたよってないほうがいいとか
そんなん部屋の問題やないやないか 計算だと思ってはるだけでね
この比率がどんなんがいいいうて  その比率やったらどうやねんいうことを全然
この人は そういうこと書いてないよね その低材派がこの周波数でこの寸法で起こる書いてるだけで 
この人はこれを間引きしてるだけや でぼくはそこらへんに
ある本やなんやらで 実際部屋で測ってね 分布のパターンとかね 高さにも影響するわね
どっかの本に書いてあるけど いつもの部屋で測ってね だいたいこの部屋のどのへんやったかな
真中を避けて ちょっとずらしたあたりがね 山でも谷でもないところが 極端な山や谷は避けてね 
山でも谷でもないところがいいいうて そんなもんかいてて
それは測定もしてるし音も聞いてるんやね というのは低音が持続的にあるような
どんどこいうようなコントラバスの演奏してるレコード駆けながら
スピーカーの位置を変えてね その曲のコントラバスが一番自然に聞こえるところ探し出したら
ここがいちばんいいていうとこが聞いた感じもいちばんよかったんや
それから測定する音を聞く 数値だけではなんぼひねくっても駄目
あっこの下にスカート付けてるいうてたでしょ こう床とつなぐために
あれも聞いたり測定したりしてるね ちょっとあれ張り出すだけでずいぶん良くなった
こう張り出す言うのはなんぼ勉強しても輪からへん
あれ床とつながるわけでしょ あっこからでたのがずっと床にスムーズに行ったらいいわけでしょ 
あれくらいでもずいぶんスムーズさが違うよね
あれぐらいだと 波長が何メートルもあるわけやけど でもあんだけでずいぶん違うやね
波の乱れとか音聞いて ずいぶん違う
こんな本はこんなとこまで考えてないしホーンのここまでしか考えてないでしょ
それも数式上で考えてるだけで 実際のこと考えてないわな
この広がりにしてもエクスポネンシャルにしても 最後のきるところがね
スパンと切っていいのかどうかわからないよね 丸みを付けて切っていいのかわからないよね 
実験したり音聞いたり だから上のホーンでもこう来てこうなっとる
でしょ 個々の形だって実験せんとわからへん 形を波の流れと 測定してね 
測定したら耳で聞いてこれでいいか でないと決まらない あんな形吟味してるのもないし
あんな形シミュレーションしたもの流体力学のね 気象情報と一緒や 有限要素法でねやるしかないわけでしょ
 有限要素法で 50kmごとのマスで計算してるわけでしょ
あれ計算しても同じくらいの数いるんや 1cm刻みでやるんやったらね
スーパーコンピューターで計算せなあかん スーパーコンピュータで計算するよりも測って音で聴くほうがもっと確かや
  実際を観測するんやから それであの形状決めてある
ほとんどの形状そうやって決めた さっきいった床とのつながりも含めてね そんなことかいてない 
自分でするしかない そんな理屈もあらへん 
(補償回路について)
こんなん保障する必要ないんやけどね
オーディオしてる人たちの好みとかなんかに合わせてね
ちょっとブーストしてあるん 中高域の能率を下げたら自然に低いほうの音が出るわけでしょ 
それもこれだけ見てる人は何にもわからないいうのはね
低域で3dbあがったらどういう音するいうかはねだれもわかってない
こんなんみとるだけでね
自分で発信機つないでねあってねー多つないだらわかるわけやけど
こんなんはいうてみればどうでもいいことや
それからあのここにネットワークの話かいとるでしょ
これもねフィルターがね これね音聞いてない人はね オクターブ12dbだとね
オクターブはなれたところでねどのくらい音なってるかいうのをね しれへんのよ
この辺の音もようきこえとる こうやればここ聞こえない思ってる
こうやってみたらよう聞こえとる 僕が言ってるのはウーハーとスコーカーがねいつも同相で動かんといかんいうとるの
 それはなんでかいうと聞こえるから 聞こえなかったらこっちの動きだけ考えとったらいいわけでしょ 
聞こえるから一緒に動いてないといかんわね 計算したら位相差出てこなかったらこれでフラットやいうて 
だけどフラットいうネットワークのいっぱいはこの位相差考えてない そしたら同位相でクロスできんのいったら12の逆相しかないやん 
(gs1は6dbですよね)6dbやな 6dbの逆説やね
(6dbのせいそうじゃないですか)6dbいうたらねフィルターかかってるかどうかわからない 
位置オクターブはなれたところで6dbおちるだけでしょ 6dbのおとようきこえとる
(ユニットの特性を含めて12dbにしてあると書いてあったのを見たのですが)そうやったかな 昔のことやから
この計算式とかグラフだけね見てる人はね
そのフィルターがどんなおとしてるか言うのはね
  完全な伝達関数1のフィルタいうの山中式とか 
いろいろ方式あった それは計算上の話でね こんな形の音 
こんな形の音あわして1になる言う手ね実際聞いてみたら変な音してるだけなんや
ぼくどっかでいうてるけどね計算上で逆送の音だったゼロになるはずでしょ
実際はゼロにはならずに逆送の音が聞こえるんでゼロにはならへん
無教室でワンポイントで探ったら0になる点はあるか知らんけど
そういう間違いがいっぱいあるわけや 頭だけで考えたりグラフだけで見たり計算だけでやってんの間違いや
 ぼくは実際にどうなんや実際にやってみろとかいう
山根式だか山中式のとき ぼくいうとったんよ
それでええ音なりますか言うて

(やはり12db補正するのは聞こえ方が大きく変わるのでは)
こういうやりかたでいいと思うんやけどね
これ傾斜付けてるのはね共振で傾斜付けてるわけやないでしょ
時間的に悪いことはないでしょ
でもこれ低い周波数100hzとか50hzとかやったら関係しないよね
スピーカーのちょっとした置き方でね その辺がばっとかわるわけやから
無教室でやったらいえるかしらんけどね ホントは部屋でね
イコライズしてもしょうもない 時間データーを正確にしとけばええわけやけど
しいて完全を期すんやったらこういうやり方もある言うことで
こんな共振使ったやり方はだめですよ言う手
こういうこというと肩特性は共振で出してるわけでしょで
磁石を強くしたらこうなっちゃうわけでしょ
そうなったらこまるやん言うてる人がおるわけよ
それやったらイコライズしたらいいやないかいうて
(本来ならばつけなくてもいいのですか)
ぜんぜんつけなくていい
こんなあほなこというひとおるから
(ツイッター上ではEQとしての働きではなく逆起電力などに対して必要だと言われたのですが)
これの本当の目的はね スピーカーの能率さげるため
能率下げるために抵抗入れるのはあれやから周波数特性を補正するためにこれをいれるんやいうて オンキョウの設計委員にいうとった
いまでもそうやけど スピーカーの能率ええ法がいいアンプの出力大きいほうがいい
皆思ってるわけでしょ
せっかくスピーカー能率がいいのにね 抵抗で音すくことはないとか
アンプの人は1wでも大きく出そうとしてるのにアッテネータでねなんするんやいうてね
そんなこというとけんかになるわな アンプの音悪いから抵抗ででかい出力をちいさするんやいうたら 
けんかになるからこういうことやったらだれももんくいわない
苦肉の策の策でもいいし一石何丁でしょいいしね
これは低いほうの音を共振で作ったらいかんいうことをいうとるのね
共振せんようにQをうんとひくくしたら低いほうでないわけでしょ
でないのこまるんやったらイコライズしたらいいやないかってことやわね
いこらいずすんの部屋の条件も含めてせんとあかんわけやから
こんなんまじないみたいなもんやけど
実際やったらスピーカーの起き方ちょっとかえるだけで低域の再生能力ごっつちがうわね
gs1をセットするときね低域を聞きながらセットし取るん
さっきいったけどねスピーカーをねベースの音聞きながら動かして
聞いていいところはドライブしてもいいわけよね原理から言うと
だからスピーカーのおく位置を動かしながらこうやって
最初はここで誰か聞いてもらって動かしてねいい点を探っ戸ったんやけど
いい音するところはどこで聞いてもいいわけやから
スピーカーのところで動かしたらいい
そういうことに関してはこれはほとんど意味がない
スピーカーの低音再生は位置や 位置で決めるんのやからこれやったからいうてよくならない 
位置をちゃんと決めなさい言うとるけどそんなシビアなスピーカーないからね
だけどピアノのね 録音するコンサートの前にね ピアニストと調律師がやってんのを立ち会おうたことあるんやね
 朝からピアノバラしてハンマーをいちいち調整してるんよね
フェルトをけば立てたりかたくしたりして 音がそろうようにしてはって
その演奏曲に合わせてピッチをちょっとあげとくかさげとくか
そんなんふたりあってやってんのね それをいやあ大変なことしてんなやとおもってみてたんやけど
 最後にやったのはねピアノを部隊のどこに置くかを決めとるんよ
ピアノをちょっと動かしてこう弾いてねここがいいとかここがいいとかねいうてはるねん
二人でね ぼくはここでもここでもおなじやおもとったけど 彼らは1cmほどの違いをねやっとって 
それは部屋の関係と部隊の振動の関係あるんやろうけど最後1cmぐらいのあれできめてはってね 
演奏のときはここへ置くいうてしるししてはってピアノひっこめてはるけど 演奏のときそこへおいてはんの 
そこのいい音するところは客席でもいいおとなわけでしょ
gs1の起き方もおんなじことや 低域なんかこんなんではほとんど決まらない おく位置できまる
 おく位置の研究してる人はいないでしょ さっきの低材はのなんかこれかいてはったけどさ 
それはスーパーウーハーつくったときにねそんな本あるけど そのときにさんざ部屋の振動解析したんや
どっかにあったけど そのころ携帯用のねスペクトラムを示す測定機あったんよね
そっから出るようになったら50年も前の話やけどねそれやって
それで見れるのと音聞くのでこういう位置はいいとかこういう位置はいかんとか
それどっか書いてる本があるはずやけど 
だからみんなはそういう現状を知らないからね 本に書いてある周波数特性とかそんなんでどうのこうのいってるけど
 周波数特性言うのはちょっとしたイコライザでほとんどかわらなくて大きく変わるのは置き場所やねん 
だって波が干渉したらがばっとなくなるわけやし 強制しあったらばんとあがるわけやから
3dbや6dbは何の関係もない
(ホーンの絞りの空気歪みについて)
空気の非直線性もあるんやけどね 空気をうんと絞ったら非直線領域に入るからね
  あれはそんなにしぼってないんよ あれは絞れば絞るほど効率が上がるんやね
だからぐっとしぼってあるけど空気の非直線領域に入るからあんまりしぼってない
あれ絞ってないから非直線領域には入ってない ふつうのホーンに比べれば極端に絞り方すくない 
(それはうーはーのほうもですか)うーはーなんか半分も絞ってないでしょ
(プラグ戸の隙間は?)こんなやつは個々のこんだけに絞ってるだけやけどね
絞ってないうーはーもどきをホーンにしてはる人いるでしょ それは全然ただのスピーカーやね 
これはほんかくてきなホーンや ショートホーンやけどほんかくてきなあれでちゃんと絞ってるし 
カーブもコニカルやね エクスポネンシャルだとこうすとんとなるから低い音でない こっちはずーっとどこまで負荷かかるんやね
  エクスポネンシャルなんかはカットオフよりもしたはホーンロードかからないね
これはどこまでもある カットオフいうのはないから (徐々に弱くなるけど・・・)そうそう
 ロードはちゃんとかかっとる 
これコニカルで じゃああれはどれやいうと この間のどれかでどれかに正確に乗ってるわけではないわな これは典型的なあれかいとるわけやからね
  これとこれの間の形もあるしいろんな形あるわけでしょ

昔の電電公社にねコンクリートで作ったねエクスポネンシャルホーンあったんよ
ごっつコンクリートで作って張ったんや それをどこできるかいうのは
どこできってきりくちはどうするかいうのは 実験で確かめるしかないわね
切り口で波がスムーズにいくように 切り口の形をいろいろ作ってシミュレーションし取るん屋根  どんなんでやってるのかいうと石膏で型作って石膏のホーンで実験してたんやね
 慣れてくるとね波の形測らんでもね手でなでてスムーズにいってたら波もいくわけや
最初のしさくはみな手でホーン作ってたんや 設計するときは設計式を入れてやったけど
  最初の実験はそんなことせんかった この柱を切り取ったら音ようなったんやね
波乱れないからそうでしょ こういうのを石膏で作ったんよね 石膏で作って自分でカーブを手でなでて突くっとるんよ
 流れる空気がスムーズなように手でなでてね
それは大変良かった 別に最初のころは計算してない だけどNC旋盤でやるときはね手でなでた形の通りにできないから
 3つの関数で計算して 計算したらなめらかやったからこれでいいわいうてはった
なめらかさだと計算せんでも手でなでればいいん 途中でパ管と面積大きくなったりならないよう手でなでて作ったら間違いないわな
 計算で何ぼつくってもこんなあほなことやってたらあかん

since 2008 nasubi-kk(at)live.jp